2010.3.10 18:56
日本企業24社などが上海万博に共同出展する「日本産業館」の係員用ユニホームを公開した同館総合プロデューサーの堺屋太一氏(左)。上着のレンガ色は葛飾北斎「赤富士」をモチーフにした同館シンボルマークの色をイメージした(河崎真澄撮影)【拡大】
【上海=河崎真澄】5月に開幕する中国・上海万博に帝人をはじめ日本企業22社と静岡県など2つの自治体が共同で出展する「日本産業館」の総合プロデューサー、堺屋太一氏が10日、上海市内で記者会見し、パビリオンの概要を発表した。中国の消費行動の変化を先取りし、暮らしを良くする日本発のソフトを21世紀の「J感覚」としてアピール。旧造船所の遺構を再利用して建築時に二酸化炭素(CO2)排出量を500トン削減するなど環境にも配慮した。すでに建物は完成しており、展示準備が進んでいる。
「1970年の大阪万博で日本人の消費行動は大きく変わった。上海万博は中国の経済構造を変える起爆剤になるだろう」
堺屋氏はこう語り、「きれい」「かわいい」「きもちいい」という意識を同館の「J感覚」と位置づけ、中国の消費者に訴えていく考えを明らかにした。
館内には手書きの線画アニメーション技術で「誕生の軌跡」を描くユニ・チャームなど8社のメーン展示があるほか、出口付近には世界で最も清潔で気持ちいいという「世界一トイレ」が設置される。担当したINAXでは「応接間をイメージした」としているが、“世界一”の具体像は改めて公表するという。
キッコーマンは、京都の料亭「魚三楼」などの協力で1人3千元(約3万9千円)の懐石料理コースを1日10組の予約限定で提供する料亭「紫」を出店。白ハト食品工業は、たこ焼き店「たこ家道頓堀くくる」を出店する。
締め付け強める当局