2010.4.6 05:00
□ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ代表取締役兼CEO 森辺一樹
日本の家電メーカーが、デジカメ、液晶テレビ、ポータブル・ミュージック・プレーヤー、パソコン、携帯とすべての分野で韓国や欧米、そして中国ローカルメーカーにそのブランド力を脅かされている状況を前回、伝えた。今回は対照的に現地でブランド力を増している日本の化粧品メーカーの紹介をしたい。
中国では、ローカル、外資系を含め、化粧品メーカーは約250社前後存在する。なんとその10強の第6位に日本企業がランクインしている。その日本企業は資生堂である。中国の化粧品メーカーの上位はフランス系と米系企業の独壇場だった。しかし、ここ数年、日本企業が驚異的な追い上げを見せている。
調査によると、マスカラ、ファンデーション、乳液、クレンジング、アイシャドー、口紅のすべての分野で日本企業が上位にランキングされている。家電業界とは対照的である。
例えば、マスカラ部門では、1位から3位までがフランスのシャネル、ディオール、ロレアルと続くが、4位に資生堂がランキングされている。ファンデーション部門の順位も1から3位まではマスカラ同様にフランス企業だが、4位にはしっかりと資生堂ブランドがランキングされている。
乳液部門は、1位から5位までをシャネル、ディオール、ロレアル、ランコムとここでもフランス企業に独占されているが、6位には資生堂のブランドである「AUPRES」が入っている。