ASEAN、「必要不可欠な存在」 カンボジアの日本人商工会員急増 (1/3ページ)

2011.11.9 05:00

岩立弘充氏

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 カンボジアの日系企業で構成する「カンボジア日本人商工会」の会員が10月末時点で91会員(正会員69社、準会員16社、特別会員6団体)となり、来年初めまでには100会員を超える見通しになった。正会員は今年だけですでに19社増えた。

 同商工会会長を務める岩立弘充さん(丸紅)に、当地の日系企業を取り巻く状況について聞いた。

 --商工会の会員数は昨年から急伸した

 「カンボジア日本人商工会の正会員数は、2007年が34社、08年が35社、09年に45社と増えたが、翌10年は5社増の50社にとどまっている。今年は19社が加わり69社までになった。年内か来年初めにはトータルの会員数は100会員を超えるだろう」

 ◆治安安定が強み

 --カンボジアが注目される理由は

 「中国やベトナム、タイといった海外進出が先行した国々での人件費高騰やリスク回避、サプライチェーン(部品・資材の供給網)の分散化が大きな要因だ。同じ理由で、インドネシア、バングラデシュ、ミャンマーも注目が高まっているが、その中でカンボジアの『強み』は、政治的にも社会的にも比較的安定していること、ドル経済であること、対日感情が極めていいこと、自然災害の被害が比較的少ないこと、などが挙げられるだろう」

 「カンボジアだけでなく、日系企業の東南アジアに対する認識が変わってきたことも、この地域が注目される重要なファクターだ。7月にマレーシアで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)日本人商工会議所連合の会合で、ASEANのスリン事務局長が『日本にとってASEANはかつては“Strategy(戦略)”であったが、今は“Necessity(必要)”である』と言ったのが印象的だった。今回のタイの洪水被害でも明らかなように、東南アジアは日本経済にとって『必要不可欠な存在』になっている」

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