ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ 代表取締役兼CEO 森辺一樹
私は仕事柄、1年の多くを海外、とりわけ新興国で過ごす。中国、インド、東南アジア、中東、南米、アフリカと、顧客のビジネスがそこにある限り、国はさまざまである。私に課せられるミッション(任務)の多くは、各国における顧客の事業戦略や販売戦略を構築することである。時には、構築した戦略を顧客とともに実行して支援を行うこともある。
良い戦略とは、さまざまな要素を必要とする。その要素を発揮し、戦略にするために絶対に必要なものが“情報”である。正しい情報で実態を可視化できなければ、良い戦略など立てられないからだ。
従って、弊社では新興国で多くのリサーチを行っている。競合の実態や流通構造の把握など、産業調査もあれば、消費者の実態を可視化する消費者調査も行っている。
さまざまな国で、その国に合った戦略を構築する際、当然ながら国ごとに異なるお国柄が非常に大きく影響してくる。広義では、政治や経済、文化などをしっかりと反映した戦略にしなければならない。狭義では、企業や流通、そして消費者などを的確に把握した戦略にしなければならない。