同国のグエン・タン・ズン首相は「FDIによってベトナム国内の重要な社会経済的開発目標を数多く達成できており、投資誘致は正しい政策手段だ」と表明。FDIは過去25年にベトナム経済で重要な役割を果たしているとし、「ますます多くの外国投資家がベトナムに魅力を感じている」と語った。
一方で同首相は、ベトナムに対するFDIには問題点もあると指摘。具体例として、FDIが一部の産業分野に偏っていることや認可案件の進捗(しんちょく)状況が遅いこと、高度な最新技術を含む投資案件が少ないことを挙げた。こうした問題に対処するために同首相は「ベトナム共産党、国家、政府は投資環境の抜本的な改善を継続して外国からの投資を誘致し、FDIを有効活用していく必要がある」との考えを示した。