米国株で457ドルの損 「いつか戻る」淡い期待を持ちすぎるな (1/3ページ)

2013.8.24 12:00

ラディオ社は配当利回りも良好だったので、2012年の2月下旬に大きく下げたところを買い場と思い果敢に投資。ところがそのままずるずる下落を続け、四半期配当は2回出たものの、大きな赤字が発生して配当も停止に……。

ラディオ社は配当利回りも良好だったので、2012年の2月下旬に大きく下げたところを買い場と思い果敢に投資。ところがそのままずるずる下落を続け、四半期配当は2回出たものの、大きな赤字が発生して配当も停止に……。【拡大】

  • 今回の株ゾン患者は、こりらさん(香川県・20代後半・会社員)。左の画像が、こりらさんが投資した米国の家電販売チェーン、RadioShackCorporationの年次報告書。同一セクターのBestBuyより割安と思って買ったが……。
  • 山田真哉大手監査法人で上場企業監査をした後、現在は芸能文化会計財団理事長。著書『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(光文社新書)は160万部超のヒット。株式投資では1000万円の含み損を抱える株ゾン会計士。

【山田真哉の株ゾン診察室】

 今回の患者さんは株式投資一家で生まれ育ち、自分の貯えができたら始めてみたいと2009年から株式投資をスタート。日本株だけでなく米国株も買ってみたものの塩漬け銘柄が発生。さっそく山田先生に診察してもらいましょう。

 山田 こりらさんは米国株にも投資されているんですね。

 こりら 2009年から日本株や外貨投資を始め、2011年頃、米ドルの金利が低下し、もっと効率よく外貨を運用したいと思うようになったのがきっかけです。それに、海外には魅力ある企業がたくさんありますよね。でも日本株だけだと、その企業へ間接投資しかできず、歯がゆい思いがあったからです。

 山田 具体的に、どんな銘柄を買ったんですか?

 こりら 日本株は「配当・優待利回り5%」を基準に選び、優待狙いに特化しているため、原則売らないことにしています。そのせいで上場廃止になった日本航空やデザインエクスチェンジ、最終分配金を待っているエフオーアイなども泣く泣く持っています(笑)。米国株は2012年2月にラディオ社(チャート参照)を買ったりしました。買値7・17ドルから2・93ドル(7月22日時点)まで下がり、4・24ドルの含み損を抱えています。

ただ、その伝統と知名度が失敗の元でしたね

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!