敷地面積は10万平方メートルで、延べ床面積は16万5000平方メートル。来年度内の開業を目指す。190店舗のうち、イオンの総合スーパーが中核となるほか、レストランを中心に40店前後を日本からのテナントとする予定で、既存のモールとの差別化を図る。日本のラーメン店を集めたラーメン・ストリートなども計画しているという。
もともと、郊外型モールを強みにするイオンは、急速に開発が進む首都の周辺地域に照準を絞っており、イオンモールインドネシアの岡崎龍馬社長は「高級ブランド品のテナントは入れない」として、富裕層ではなく、拡大する中間層をターゲットにする方針を鮮明にしている。
2号店はジャカルタ東郊の西ジャワ州ブカシ県にある複合開発地域「デルタマス」に決定。周囲に日系を含めた工業団地が集まっており、工場従業員の需要を見込む。(インドネシア邦字紙「じゃかるた新聞」編集長 上野太郎)