中国から飛来する有害物質含みの微小粒子状物質「PM2・5」を韓国では単に「ミセモンジ(微細ホコリ)」といっているのでどこか迫力がない。そのせいか、日本より至近距離で被害を受けているのに不安感は弱い。
今週はソウルの空も連日ひどく煙っていて、史上初の「注意報」が出されたのにマスク姿はそれほど目につかない。テレビ・ニュースは「10人に1人程度」と言っていたが目撃情報だともっと少なかった。
春によく飛んでくる黄砂(ファンサ)に慣れているせいだろうか。そこで周りの韓国人には「これからミセモンジなどといわずドクサ(毒砂)といったらどうかね」と新語をすすめている。