恵まれない子供たちが寝食を共にし勉強を続ける「ボーディング・ソンパウ・スクール」で医薬品などの支援物資を贈る飯田直樹さん(右)。左はホンカン校長=ラオス最南端アッタプー県【拡大】
この日は、めったに食べることができないロールケーキを持参したところ、長蛇の列ができた。信仰の厚いタイの子供たちはそれぞれ深々とワイ(タイの挨拶)をしてからケーキを頬張った。
こうした草の根活動を続ける日本人は他にも数多くいる。バンコクが拠点の女性グループ「ヤマトナデシコ in Thailand」はミャンマー国境の孤児院に定期的に衣服などの物資を届けている。
在タイの日系人材紹介会社「パーソネル・コンサルタント」の経営者も伐採の進むマングローブの植林作業を手弁当で行っている。こうした日本人の活動の様子が海を越えて母国に伝わってほしい。(在バンコク・ジャーナリスト 小堀晋一)