【ビジネスアイコラム】官兵衛に将来をにらんだ街づくり学べ (1/2ページ)

2014.1.21 05:00

 大河ドラマ「軍師官兵衛」が始まり、生誕の地・兵庫県姫路市や、初代中津城主となった大分県中津市など黒田官兵衛ゆかりの地ではキャラクターをつくったり、まち歩きマップを作成したりと観光客の呼び寄せに熱を上げている。晩年を過ごした福岡市も同じ。街を歩けば「みんなで盛り上げよう福岡!軍師官兵衛」と書かれた幟が目につく。「福岡」の地名は黒田家の墓所がある備前福岡(岡山県瀬戸内市)に由来し、官兵衛と息子の長政(初代福岡藩主)が福岡城を築き、戦乱で荒廃した商人の町・博多を復興に導いた。

 400年の時を経て、人口150万人の大都市に発展した福岡市は今、「九州を引っ張るエンジン」(高島宗一郎市長)を標榜し、新たな街づくりに動き出そうとしている。市営地下鉄七隈線の延伸工事や沿線再開発、九州最大の商業エリア・天神を東西に横切る「明治通り」のビル街再開発など大型プロジェクトが目白押しだ。中でも福岡の将来像を大きく左右しそうな案件は博多港周辺のウオーターフロント地区再開発だろう。

 日本政府観光局が昨年12月に発表した2012年の日本の国際会議開催件数をみると、福岡市は252件で、東京(500件)に次ぎ4年連続で2位だった。輝かしい記録だが、手放しでは喜べない。福岡市によると、12年度は52件もの開催希望を断らざるを得ず、経済効果に換算すると190億円をみすみす失ったという。

 原因は開催場所の不足。博多港周辺には大型の国際会議場と展示場が計3施設あるが、いずれも年間稼働率は80%を超え、満員御礼の状態だ。福岡市は、取りこぼしを防ぐため、ウオーターフロント地区に新たに展示場を設け、周辺にはホテルや飲食店などを整備する計画を進めている。

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