パキスタン、携帯電話が通信市場牽引 電話普及率75.2%

2014.2.14 07:00

 パキスタンの通信市場が拡大している。地場証券会社トップライン・セキュリティーズによると、2013年度(12年7月~13年6月)の同国通信会社の合計売上高は前年度比7%増の4400億パキスタン(P)ルピー(約4281億円)となり、過去最高を更新した。現地英字紙エクスプレス・トリビューンが報じた。

 市場拡大を牽引(けんいん)するのは携帯電話で、13年度の加入者は前年度比6.7%増の1億2800万人に達した。これに伴い、パキスタンの電話普及率(固定電話含む)は75.2%となり、前年度から4.2ポイント拡大した。

 一方で回線利用者当たりの月間売り上げは217Pルピーから211Pルピーに減少。競争激化と低所得層の携帯電話所有率の上昇が減少の要因となったもようだ。

 パキスタンは今後予定している第3世代(3G)携帯電話回線の本格展開を見越し、通信会社などの投資も増加中だ。13年度は前年度比88%増となる4億5140万ドル(約462億円)の投資が集まった。

 同社は3G回線の入札に向けて投資流入が加速するほか、展開後は回線利用者当たりの売り上げも大幅に改善すると予想している。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。