首相登場で事業加速。五輪前の景観整備で、東京から電柱が消える!
東京五輪を控え、都心部の電線地中化に向けて、自民・公明両党の議員団が政府に無電柱化を求めている。電柱をなくして電線を地中に埋めれば、すっきりと視野の開けた空が戻ってくるだけでなく、災害に強い都市にもなる。
電線地中化に限らず、特定の政策の実現を主張する議員団は無数にある。なかには関連業界からの献金が目当てかと疑いたくなるグループもあるが、今回の「無電柱化議員連盟」は政策実現に向けて意欲満々。会長は安倍首相なので、これ以上頼もしい議員団はない。
同議員連盟は五輪関連予算を使った緊急的な予算措置を要望するとともに、電柱の新設禁止も訴えている。
というのは、パリやロンドンの中心部では電柱はほぼゼロ。ニューヨーク中心部でも主要道路沿いの7割超で無電柱化を終えているが、東京はまだ4割ほど。今後、海外から来日客を迎えるにあたり、きれいで安全な東京にしておくのは“おもてなし”として不可欠。