【防衛装備移転三原則】新原則で3つの前進 飛行艇輸出、国際共同生産、国連に提供… (1/2ページ)

2014.4.1 21:27

 武器輸出三原則に代わる防衛装備移転三原則は、これまでの「例外措置」の積み重ねにより武器輸出の考え方が複雑化したため、基準を明示し再整理したものだ。基準が明確になったことで、国内企業にとっては防衛装備品の輸出がしやすくなるほか、海外進出も促進される可能性が広がる。

 ■救難飛行艇を輸出

 新原則により「我(わ)が国と安全保障面での協力関係がある国に対する救難、輸送、警戒、監視、掃海に関する協力」のための装備品輸出が可能になった。

 ヨットで遭難したニュースキャスターの辛坊治郎さん(57)の救出で知られる海上自衛隊の救難飛行艇US2は、波の高い荒れた海上でも離着水できる世界最高水準の性能を誇る。政府はインドに輸出する方針だ。

 今後は法令上は武器と位置づけられる「敵味方識別装置」を装備したまま輸出することができるようになり、インドとの調整が円滑に進みそうだ。

 そのほか、航空自衛隊が2014年度に配備を予定するC2輸送機や海上保安庁の巡視艇などについても、シーレーン(海上輸送路)沿岸国への輸出が期待される。

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