韓国旅客船沈没 珍島ルポ、ダイバー疲労と闘い懸命の捜索 (2/3ページ)

2014.4.20 07:50

 出港から約1時間後、海上に巨大なクモの足のような物体が姿を現した。船体引き上げに備えて投入された巨大クレーンだ。現時点では作業開始のメドは立たない。

 さらに進むと、強い油の臭いが鼻を突いた。甲板に出ると、沈没地点を示す大きなエアバッグのような形をした黄色いブイが見えた。おびただしい数の艦船が目に入る。

 海軍の救難チームの隊員とみられるダイバーが、海上に頭を出してはボート上の隊員に引き上げられ、倒れ込む姿が見えた。鍛えられたダイバーでも潜水時間は十数分が限度という厳しい状況がうかがえた。

 透明度の低い緑色の海面には油が漂う。セウォル号から流出した燃料やオイルだ。海域には海洋警察や海軍の艦船のほか、世界中のメディアがチャーターした船がひしめき合っていた。

「接近しすぎるな」と大声で怒鳴って走り去った

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