北海道をはじめ地方自治体では、少子高齢化、過疎化、逼迫する財政難など多くの問題を抱えている。その解決方法のひとつとして「元気に、便利に、安全な」地域社会を構築するため、光通信などブロードバンドネットワークを利活用した情報通信技術(ICT)の取り組みが進展している。
地域の特性に合った情報ネットワーク、先端技術と融合したICTなど情報通信による成功事例、研究事例、アイデアなどを勉強する「第7回情報通信基盤利用に関する研究会」(座長=菅原章嗣・喜茂別町長)が、札幌市中央区のポールスター札幌で町村首長や担当職員など参加して開かれた。
菅原座長は「ICTの利活用は町村で熟度に差があるものの、まちづくりのツール(道具)として取り込み、地域が抱える課題解決の糸口のひとつの方法を見いだした」と全道各地に張り巡らされたブロードバンド網で地域づくり、まちづくりを進めたいとしていた。