安倍晋三首相は3日午後、ベルギーのブリュッセルで4、5両日開かれる先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)に出席するため、羽田空港から政府専用機で出発する。
首相にとって第1次政権時代を含め、ロシアが参加していた過去2回の主要国(G8)の枠組みを加えて3回目のサミット。最大の焦点であるウクライナ情勢とロシアへの対応などについて各国首脳と議論し、日本の貢献をアピールしたい考えだ。
首相は5日のサミット閉幕後、イタリア、バチカンを6日までの日程で訪問し、イタリアのレンツィ首相との首脳会談に臨む。バチカンではローマ法王フランシスコやパロリン国務長官(首相に相当)と会談し、友好関係を確認する。
首相は第2次政権発足以降、今回の訪伊でG7各国を全て訪れることになる。7日に帰国する。