28日の東京株式市場は続伸した。日経平均株価の終値は、前週末比71円53銭高の1万5529円40銭。終値ベースで1万5500円台を回復したのは、今年1月23日(1万5695円89銭)以来、ほぼ半年ぶりとなった。
午前は30円安の1万5426円から98円高の1万5556円まで120円ほどの値幅があった。ところが午後になると、値幅は30円程度と極端に小さくなった。
企業決算ピークの前とあって様子見ムードの投資家が多かったうえ、この日は政府、企業のニュース発信が少なく、材料不足だったことも影響したもようだ。それでも東証1部の売買は終盤に動き、売買代金は最終的に1兆5922億円まで増えた。
東証株価指数(TOPIX)の終値は、前週末比4.72ポイント高の1286.07。1部銘柄のうち55%超の1010が値上がり。うち168社が年初来高値を更新しており、大手が顔をそろえた建設のほか大手食品メーカーも多かった。