円相場膠着、市場は嘆き声 対ドル39年ぶり低水準推移 (1/2ページ)

2014.7.29 06:07

 外国為替市場で対ドルの円相場の値動きが小幅にとどまり、膠着(こうちゃく)状態に陥っている。28日現在で7月中の高値と安値の差は1円20銭にとどまり、このままだと1975年8月以来、月間では約39年ぶりの低さとなる。日米の金融政策が「既定路線」で維持されていることが背景にあり、為替動向の影響を受ける株価などの値動きも縮小。売買を仕掛けるタイミングに乏しく、投資家からは「上げ下げのどちらでも相場が動いてほしい」という嘆き声も漏れている。

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券によると、6月の円相場の変動幅は1円56銭で2011年12月の1円34銭に次ぐ低さ。11年は10月に1ドル=75円と円が戦後最高値を更新し、政府・日銀が為替介入。円の先高観とドル買い介入への警戒感が交錯し変動幅が縮んだ。今月は、変動相場制への移行から2年後で動きが小さかった75年8月(53銭)以来の低水準となっている。

 要因について、三菱モルガンの植野大作チーフ為替ストラテジストは「日本も米国も既に打ち出した金融政策を維持しており、相場を動かす心理的影響を与えなくなった」と指摘する。

 2012年11月の衆院解散時に1ドル=81円だった円相場は、日銀の異次元緩和などで13年末までに20円超も円安ドル高が進行。だが、今年は4月上旬以降、ほぼ1ドル=101~103円台の範囲内で行き来している。

相場膠着の影響は多方面に及んでいる

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。