フィリピン人口1億人突破 毎分3人のペースで新生児誕生

2014.8.15 07:12

 フィリピンの人口が1億人を突破した。同国の政府人口委員会によると、現在、同国では毎分3人のペースで新生児が生まれている。好景気に沸く同国は、人口拡大による労働力増加が経済成長をさらに後押しする半面、貧困層の拡大も懸念される。現地紙インクワイアラーなどが報じた。

 人口委員会のペレス事務局長は、人口増加はチャンスであり課題でもあると述べた。同国は人口の約54%が25歳以下と若年層の比率が高く、今後、労働力を大きく押し上げるとの見方を示した。一方、人口増加による貧困加速も指摘する。

 同国では5人世帯で必要最低限の生活費を月8022ペソ(約1万8770円)とし、世帯月収がそれを下回る層を「貧困」と定義付けている。現在、人口の約25%が貧困状態にあるとされ、貧困率が高い。

 そのため、政府は貧困解消に取り組むと同時に、合計特殊出生率(女性1人当たり生涯出産人数)を現在の3人から2人へ引き下げるための手立てが必要と同事務局長は指摘している。

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