米で高まる株価変動リスク 政策金利の利上げ時期が焦点 (2/4ページ)

2014.8.17 07:10

 米連邦公開市場委員会(FOMC)の6月議事録によると、QE3(量的緩和第3弾)と呼ばれる債券購入プログラムは、10月のFOMCで幕引きとなる方向で政策決定者の意見が一致している。

 FF金利の現在の目標値は歴史的な最低値である0~0・25%だが、FOMCの予測値は、2015年末が1・13%、16年末が2・5%。

 超過準備預金への金利賦課だけでなく翌日物リバース・レポを用いるなど、FF金利引き上げの方法をはじめとする、量的緩和の「出口戦略」の詳細に関連してFOMCではおよそ合意に至っている。

 マクロ経済は減速感が漂い、インフレ圧力は弱いままだが、「消費者や経営者の信頼感指数が金融危機前の水準に回復している」(米大手民間調査機関コンファレンス・ボードのギャド・レバノン氏)ため、金利引き上げの土壌が整いつつある。そこで、QE解除以降に政策金利が引き上げられる時期を市場参加者が予想し始めたのだ。

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