ベトナムで自動車輸入が拡大している。同国統計総局によると、8月の完成車の輸入台数が6000台、輸入額が1億2000万ドル(約127億2100万円)となり、月間ベースでは2011年7月以降で最高水準となった。所得増により自動車需要が高まっていることに加え、自動車ローンの金利引き下げなどが要因となっている。国営ベトナム・ニューズなどが報じた。
月間別の輸入台数は、5月が5000台、6月が5800台、7月が5900台と右肩上がりだ。今年1~8月の輸入台数は、前年同期比71.6%増の3万7000台となり、輸入額は同90.7%増の8億100万ドルに上った。
地場輸入車ディーラー最大手ASCグループは「経済低迷も懸念されているが、輸入車販売にはまったく影響ない」とし、輸入車メーカー各社も販売好調が続いているとしている。