EVは短い航続距離に加え、充電インフラ不足が普及のネックといわれていたが、ここ数年で急速充電器の設置場所が急増している。急速充電器を使えば最短15分程度でフル充電の約80%まで賄える。
高速道路各社は今年度内に、全国の高速道路のサービスエリアやパーキングエリアに急速充電器の設置場所を91カ所(8月末現在)から約290カ所に増設する計画でEVの長距離運転に対応したインフラが整備される。
経産省自動車課は「長距離運転でのEV利用者を増やすとともに、ユーザーの反応を分析しEV保有者の利便性向上につなげたい」と強調。今後は次世代エコカーの本命とされる燃料電池車でも同様の支援策を検討する。