TPP交渉決着持ち越し、年内合意に暗雲 日米閣僚協議、越年なら失速必至 (2/3ページ)

2014.9.26 06:00

TPPの日米協議終了後、記者会見する甘利TPP担当相=24日、ワシントン(共同)

TPPの日米協議終了後、記者会見する甘利TPP担当相=24日、ワシントン(共同)【拡大】

 今回の協議で最大の焦点になったのは、牛・豚肉の関税の引き下げ幅や引き下げにかける期間、輸入急増時に関税を引き上げる緊急輸入制限(セーフガード)の扱いだ。

 甘利氏は「農産物の残されている課題について、ギリギリの交渉に耐えうるものを検討し、提示した」と説明。米国側から一定の評価は得られたものの、「それから先の議論がうまくかみ合わなかった」と語った。米国の交渉姿勢について「お互いが譲歩するというふうには受け取れない」と不満を示した。

 参加12カ国は早ければ11月、遅くとも年内には交渉全体の大筋合意にこぎ着けたい考えで、10月に閣僚会合を開催して合意に道筋を付ける案を検討している。その前提として、交渉を主導する日米が今回の閣僚協議で政治決着に達することが期待されていた。

「今後の段取りは未定で、日米2国間で閣僚折衝をする予定はない」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5980円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。