TPP日米事務レベル協議終了 「着実な進展も難題残る」

2014.10.16 05:00

 日米両政府は15日、都内で10日から開いていた環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉をめぐる事務レベル協議を終えた。交渉が難航している牛・豚肉の関税や自動車分野の安全基準などを中心に協議。両政府とも着実な交渉の進展があったと強調しながら依然難しい問題が残っているとの認識を示した。

 協議には、TPP政府対策本部の大江博首席交渉官代理と米通商代表部(USTR)のカトラー次席代表代行が出席した。協議後、大江氏は「確実、着実な成果はあった。(意見の隔たりが)詰まっているのは間違いない」と強調。一方で「やるべきことは山ほどあり、まだ終わりからはほど遠い」と述べ、日米間の合意までには時間がかかるとの認識を示した。

 カトラー氏も「大きな進展はあったが、残された課題は厳しい」と指摘。さらに「日本政府の交渉官に望むことは、もっと大胆になることだ」と日本側の対応に注文を付けた。

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