入場券完売…「ピケティ人気」健在 「格差」を生み出す構図とは (1/5ページ)

2014.10.19 07:14

 ■【日曜経済講座】ニューヨーク駐在編集委員・松浦肇

 数学に強い経済学者だが、文学・歴史への造詣が深い。ユーモア豊かで、人を魅了するオーラを発している。

 「格差是正ブーム」の立役者、パリ経済学院のトマ・ピケティ教授がニューヨークの地元大学で講義した。主題は資本主義の将来。入場券は完売で、開講前には立ち見の列ができるほどである。

 米国の「ピケティ人気」が健在だ。その発端となった今春刊行の「21世紀の資本論」は、相変わらずの好調な売れ行きである。

 ピケティ教授には、3つの視座がある。(1)資本・所得倍数(ストックである資本をフローの所得で割った比率)の上昇(2)富の物差しである資本と所得が資本家に集中する格差拡大(3)格差大国となった米国の歪(ゆが)み-である。

 まずは、資本・所得倍数。長期的に同倍数は貯蓄率を経済成長率で割った値に収斂(しゅうれん)するはずである。貯蓄した分だけが投資に回り、資本として積みあがるからだ。

国民経済が生産面で資本依存になると、所得収入の構成はどう変わるのか?

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