【世界を究める】(1)メコンの“3回廊” インフラ改善、発展の原動力に (1/3ページ)

2014.10.21 05:00

 □石田正美・アジア経済研究所 開発研究センター長

 カンボジアのプノンペン、ラオスのサバナケット、ミャンマーのティラワ。日本企業の新たな進出先としてこれらCLM諸国の経済特区に熱い視線が注がれている。投資理由として耳にするのが、「インフラが改善した」という声だ。

 ◆産業発展に寄与する越境道路

 インフラ開発のキー・コンセプトであり、経済発展の原動力となっているのが、3つの経済回廊。

 「東西経済回廊」は、ベトナムのダナンからサバナケットを経て、ミャンマーのモーラミャインまで、太平洋とインド洋を結ぶ。「南北経済回廊」は、折線状に3つの区間に分けられる。第1はタイのバンコクから中国・雲南省の昆明をラオスないしミャンマーを経て北上する区間、第2は昆明からベトナムのハノイを経てハイフォンまで下がる区間、第3はハノイから中国・広西チワン族自治区の南寧までの区間だ。

 「南部経済回廊」は、3つのサブ回廊が東西に走る。中央サブ回廊は、バンコク、プノンペン、ベトナムのホーチミンを結び、ブンタウに至る。その両側に「南部沿岸サブ回廊(トラート-ナムカン間)」と「北部サブ回廊(シエムレアプ-クイニョン間)」が走り、垂直方向にサバナケットとシアヌークビルを結ぶ回廊間リンクが東西と南部の両経済回廊を結ぶ。

 経済回廊は、その波及効果が各地域の社会生活の改善や産業発展に寄与することを目的として、アジア開発銀行(ADB)が原案を設計、関係国間で策定されてきた。中心となるのは幹線道路開発。だが、それが国境を越えた“越境道路”であることが重要なポイントだ。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。