31日の東京株式市場は日銀の追加金融緩和の発表を受けてほぼ全面高となり、午後に暴騰した。日経平均株価の終値は、前日比755円56銭高の1万6413円76銭。終値としては、2007年11月2日以来、ほぼ7年ぶりの高値水準となった。
この日は欧米の株高や円安進行を受けて、午前から上昇。午前終値は263円高の1万5921円だった。午後1時半すぎに日銀で金融政策決定会合が終わり、追加金融緩和が発表されたことを投資家が好感。買いが殺到し、ほぼ全面高となった。
いったん700円近くまで上げ幅が拡大して一服したあと、さらに終盤まで上昇が続いた。取引時間中の高値は875円高の1万6533円と、これも2007年11月以来7年ぶりの水準。
円相場は円売りが進み、こちらもほぼ7年ぶりとなる111円台まで円安ドル高が進んだ。
東証株価指数(TOPIX)の終値は、前日比54.74ポイント高の1333.64。東証1部銘柄のうち92%にあたる1694が値上がりした。