宝を可視化するデザイン 日本酒を欧州に広めるにはどうすればいいか (1/3ページ)

2014.11.16 06:00

 日本の地酒の店でのこと。

 日本酒を殆ど飲んだことのないイタリア人3人に酒を勧めた。すると、おちょこに入った酒を手にして考え込む。

 「小さいグラスに透明度の高い液体が入っていると、アルコール度数の高いスピリッツだと思い敬遠したくなる」と怖気づく説明をはじめる。

 ぼくが15-16度だからたいしたことはないと説明するが、「ワインと比べても若干高い」とアルコール度数には敏感である。食事の前にグラッパやウィスキーを飲む羽目にならないかと心配なのだ。

 おちょこの形状を眺めながら、「酒は、香りを楽しむようになっていないんだね」と指摘する。ワイングラスのような香りを包み込むような形状がない。よって酒では香りは重視されていないのだ、と彼らは判断した。

 ワインを飲んだことのないヨーロッパ人が酒を呑むようになるのではない。ワインを飲む習慣のある人たちが酒に関心をもつ。とすると彼らの認識のベースが何であるがを知ったうえで、酒を勧めないといけない。

 何もワインのような酒を作るべきと言っているのではない。味もボトルの形状もラベルも現状のままで良い。情報の「付け加え」が望まれるのである。

 この方針はあらゆるものについて言える。

 先月末、日本のある地方都市で食材の海外市場進出のためのワークショップを行った。テーマはローカリゼーションだ。

ワークショップの参加者は色々な中小食品メーカーである…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。