日本側が集結して、碑設置を反対するという計画はなかったが、同市に碑設置を反対する8千人を超える日本側の署名を提出したグループのメンバーは「あの問い合わせ内容がねじ曲がって漏れ伝わったのかもしれない」と振り返る。
その「問い合わせ」とは、パブリックコメントにはどうすれば発言できるのか、市民ではなくても発言できるか、といった内容だった。その直後から、韓国系は「日本側が大勢で反対しにやってくる」と騒ぎ出したのだ。あまりのタイミングの良さに、市関係者から韓国系に漏れたとの疑念が日本側に広がっている。
韓国系は万全の態勢で臨んだ様子がうかがえるが、ちょうどそのころ、グレンデール市議会では、「テキサス親父」の呼び名で知られる米テキサス州在住の評論家、トニー・マラーノ氏が、韓国系の主張のみを受け入れた慰安婦像設置は不公平だという内容を、同じパブリックコメント制度を利用して話していた。