【ビジネスアイコラム】財政赤字でも増える公務員ボーナス (2/2ページ)

2014.12.10 05:00

 霞が関では「特別措置が終わったのだから、元に戻るのは当然」という反応が多いが、民間の感覚から大きくズレている。赤字会社が赤字から脱却できない段階で、ボーナスを大幅に増やすことなど、民間ではまず考えられないだろう。

 財務官僚は、財政赤字がこのまま続けば「ギリシャ化する」と言う。

 国の借金が1000兆円を超え、GDP(国内総生産)の2倍になったと危機をあおり、税率の引き上げが不可欠だとする。だが、どんなに増税しても、大盤振る舞いして使ってしまえば、借金は減らない。

 財政赤字が進んでもボーナスが増えるのであれば、公務員は誰も借金を減らそうとはしない。財政破綻に直面したギリシャは、勤労者の25%が公務員だったという。だから緊縮財政に反対する大デモが起きた。国に依存し、ぶら下がることばかり考える人が増えれば、財政再建などできない。

 日本では民間より待遇の良い公務員を志望する若い学生が増えている。民間よりも、巨額な赤字を抱える国や地方自治体の方が安定的に見えるのだろうか。これこそ、ギリシャ化の本質ではないか。(ジャーナリスト 磯山友幸)

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