農林水産省は22日、年末年始の野菜価格の見通しを発表した。低温など気象変化の影響を受けやすいレタス以外の野菜価格は平年並みか、平年より下回る見通し。8~9月は台風や日照不足など天候不順の影響でキュウリやハクサイなどの価格が高騰したが、10月以降は生育が回復。12月下旬から1月上旬の野菜価格は安めに推移するとみられ、消費者にとって助けになりそうだ。
価格が平年よりも下回ると予想されるのは、ニンジンとハクサイ、バレイショ。適度な降雨など気象条件がよく、主要産地での生育が順調だった。一方、レタスは産地の静岡や茨城が10月の台風18号や12月の低温で生育が遅れ、12月下旬は価格が平年より上回る見通し。1月上旬からは生育遅れが回復し、平年並みに回復すると予想する。
ただ、今回の調査結果にはない、ミツバやシュンギクなどの葉物野菜は平年比1・5倍ほどで推移している。