【新興国に翔ける】ベトナム市場は店舗数獲得に照準 (1/2ページ)

2014.12.23 05:00

ベトナムの中間的小売りの店舗(筆者撮影)

ベトナムの中間的小売りの店舗(筆者撮影)【拡大】

 □スパイダー・イニシアティブ代表 森辺一樹

 食品や日用品などの消費財メーカーが、ベトナム市場への参入を考えるとき、導入期の参入戦略は、何を差し置いても「間口数」の獲得以外にない。間口数とは、商品を陳列できる「店舗数」を指す。

 これはベトナムに限らず、東南アジア諸国連合(ASEAN)市場であれば、どこでも言えることだが、一般的な日本企業の場合、導入期の参入戦略として、まずスーパーマーケットなど近代的小売りの間口獲得に躍起になる。そこで確固たる地位を築くことが何より優先だと考えてしまう。

 ベトナムの近代的小売りの代表格は、地場のコープマートを中心に独メトロ、ベトナムビッグC、韓国ロッテマートなどが挙げられる。日系はイオンの存在が大きい。コンビニエンスストアでは、地場のSatraマートやShop&Go、Foocoマートのほか、ビーズマート(タイ)、サークルK(香港)などが急速に店舗数を増やしている。

 しかし、最も多い場合でも100店舗に満たず、これら近代的小売りの全店舗を合わせても1000店に遠く及ばない。つまり、近代的小売りの間口を完全に制覇しても、間口数は1000にも満たないということだ。

 もちろん、近代的小売りの間口は、1間口当たりの販売数が多い。とはいえ、間口の絶対数が1000であれば、いくら1店舗当たりの販売数が多いといっても、メーカーにとっては近代的小売りだけでは利益が出ない。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。