中国、タイに鉄道867キロ敷設 標準軌を初採用へ (1/2ページ)

2015.1.14 06:34

タイ最大のフワランポーン駅で乗客を案内する駅員。同国は中国と協力し、鉄道建設を推進する=バンコク(AP)

タイ最大のフワランポーン駅で乗客を案内する駅員。同国は中国と協力し、鉄道建設を推進する=バンコク(AP)【拡大】

 タイは中国と鉄道建設計画について昨年12月に合意し覚書を交わした。中国がタイ国内に総延長867キロの路線を敷設する計画で、事業費は今後交渉するとしているが、中国国営の新華社通信は106億ドル(約1兆2491億円)と推測している。タイの現地紙バンコク・ポストなどが報じた。

 中国がタイで建設するのは、ラオス国境の東北部ノンカイ県から同ナコンチャラシマ県、中部サラブリ県ゲンコイなどを経由し、同ラヨーン県のマプタプット深海港へと続く734キロと、ゲンコイと首都バンコクを結ぶ133キロの2路線。2016年に着工し、22年の完成を目指す。

 覚書によると、レール幅1435ミリの標準軌をタイで初めて採用する予定だ。タイの鉄道公社はこれまで、レール幅が約1000ミリの狭軌を使用してきた。タイ政府は、標準軌採用によって時速180キロでの走行が実現し、将来的には同250キロの高速走行も可能になるとしている。

この計画は前インラック政権が策定した高速鉄道計画の一部

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。