参院は28日、本会議で麻生太郎財務相の財政演説に対する各党の代表質問を行った。安倍晋三首相は戦後70年の首相談話について「村山富市首相談話をはじめ歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として今後も引き継ぐ」と重ねて強調した。
首相は「先の大戦への反省、戦後の平和国家としての歩み、今後日本がどのような貢献を果たしていくのかなどについて書き込んでいく」とも語った。
昨年末の衆院選に関しては「各党が公約を掲げ、国民が政権選択をした結果だ。政権与党は約束を実現していく大きな責任がある」と指摘した。その上で「白紙委任とは違う。自民党は消費税、安全保障、エネルギー政策の考え方を明確に掲げた。確実に実現していきたい」と語った。
参院本会議では平成25年度決算に関する質疑も行われた。