【論風】東京大学政策ビジョン研究センター教授・渡部俊也 (3/3ページ)

2015.1.29 05:00

 少し前に事業戦略と研究開発戦略と知財戦略の三位一体というようなことが盛んに言われた。しかしトップのリーダーシップが強い欧米企業が得意とする「オープン&クローズ戦略」などの実施の際に、日本企業がこの三位一体を実現するのは容易ではない。組織の壁を乗り越えようとタスクフォースなどで一歩を踏み出したとしても、必ずしも成果をあげていないのである。

 実は企業は多くのタスクフォースの経験がありながら、その結果の評価を行い次の改善につなげるような活動がなされていないため、会社の中にタスクフォースマネジメントのノウハウが蓄積されてこなかった。知財戦略をはじめとする経営改革のためのタスクフォースの成功のポイントは、日頃のタスクフォースマネジメントの「PDCA(計画・実行・評価・改善)」による実行と、それを実践するリーダーとチームの人材育成にかかっている。

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【プロフィル】渡部俊也

 わたなべ・としや 1992年東工大博士課程修了(工学博士)。民間企業を経て、96年東京大学先端科学技術研究センター客員教授、99年同教授、2012年12月から現職。工学系研究科技術経営戦略学専攻教授兼担。55歳。東京都出身。

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