消費税増税の恐るべき破壊力 アベノミクス蘇生に財政政策を打ち出すべき! (1/4ページ)

2015.2.1 17:13

 4月の消費税増税は景気回復基調を腰折れさせたばかりか、デフレを再燃させつつある。再増税は先送りされたが、それでアベノミクスが復調するわけではない。異次元緩和追加策という国内金融政策が決め手になるとは限らないところにも不安が残る。所得税減税など増税の影響を相殺する財政政策を打ち出すべきだ。

 内閣府が2014年11月17日に発表した7~9月期のGDP(国内総生産)速報値によると、実質成長率は前期比年率換算で2四半期続けてマイナス成長に落ち込んだ。 消費税増税前の駆け込み消費需要からの反動減が収まって、V字型の回復を見込んでいた大方のエコノミストや大手新聞などメディア多数の予想が完全にはずれた。消費税増税は景気回復基調を腰折れさせたばかりか、デフレを再燃させつつある。

 安倍首相はその翌日、2015年10月に予定されていた消費税率10%への引き上げ実施を先送りしたうえで、衆議院解散・総選挙に踏み切る意向を表明した。アベノミクスが増税のために瀕死の状態に追い込まれたことから、再増税見送りは当然だが、まず必要なのは消費税増税の恐るべき破壊力への認識だ。

甘利経済財政・再生相はGDP速報値発表後の記者会見で…

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