ミャンマーで邦人向け診療 日本の民間医療機関進出が本格化 (3/3ページ)

2015.2.12 06:39

日本で乳がん検診の研修を受けたミャンマー人医師と、日本メーカーのデジタルX線画像診断システム。これまでは医療機器や設備を提供してきたが、日本人医師が常駐するクリニックが開設される=ヤンゴン中央婦人病院

日本で乳がん検診の研修を受けたミャンマー人医師と、日本メーカーのデジタルX線画像診断システム。これまでは医療機器や設備を提供してきたが、日本人医師が常駐するクリニックが開設される=ヤンゴン中央婦人病院【拡大】

 病院建て替え支援

 こうした民間の取り組みの一方で、公立病院についてはJICAの無償資金協力を使った改修・整備が進んでいる。日本政府は昨年、カヤ州のロイコー総合病院と、シャン州のラーショー総合病院の完全建て替えと医療機材の整備のため、総額で34億5500万円の無償資金の贈与を決めた。

 いずれも少数民族地域の中核病院だが建設から半世紀以上が経過し、老朽化が激しいため、改修でなく、完全に建て替えることにした。

 ヤンゴン市内にある公立の総合病院については、改修や建て替えに向けた調査が進む。ミャンマー側の要望が固まっていないこともあって、方向性が出るのは来年度になりそうだ。

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