設備投資が7四半期連続でプラス 10-12月期の法人企業統計は2.8%増

2015.3.2 09:40

 財務省が2日発表した平成26年10~12月期の法人企業統計は、金融・保険業を除く全産業の設備投資が前年同期比2・8%増の9兆7080億円で、7四半期連続のプラスだった。

 設備投資を業種ごとにみると、製造業が前年同期比8・0%と好調。医薬品のほか、工場の生産自動化システムや自動車関連の電気機械、スマートフォンに使う電子部品の生産増強投資が目立った。非製造業も0・3%増。テーマパーク関連施設や鉄道新型車両の導入、物流施設の建設などへの投資が増えた。

 経常利益は18兆651億円と12四半期連続で増益となり、比較可能な昭和29年以降、四半期ベースで過去最高になった。増益率は11・6%と、7~9月期の7・6%から拡大。製造業が16・4%増と好調で、北米向け自動車販売の拡大を受け、自動車メーカーや自動車用部品を手がける情報通信機械、電気機械メーカーなどが伸びた。

 法人企業統計の内容は内閣府が9日発表する10~12月期の国内総生産(GDP)改定値に反映される。

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