中国高速鉄道拡大、市民生活に変化 営業距離で世界1位に

2015.3.5 05:57

江蘇省南京市にある京滬高速鉄道の南京南駅。中国の高速鉄道は2014年、営業距離1万6000キロを突破、多くの都市を結び、人々の生活スタイルを変えてきている(中国新聞社)

江蘇省南京市にある京滬高速鉄道の南京南駅。中国の高速鉄道は2014年、営業距離1万6000キロを突破、多くの都市を結び、人々の生活スタイルを変えてきている(中国新聞社)【拡大】

  • 江西省の南昌西駅と北京西駅間を結ぶ高速鉄道の内部では、幼児連れの家族がゆったりと旅を楽しんでいた(中国新聞社)

 中国では2014年、高速鉄道の営業距離が1万6000キロを突破、世界1位の記録を更新したことが、先ごろ開催された中国鉄路総公司の業務会議で明らかになった。高速鉄道の運行範囲は28省・直轄市・自治区の地級以上の都市160超に拡大している。高速鉄道のネットワーク化は市民の新たな生活スタイルを生み出しているという。

 14年に新たに開通したのは、貴広高速鉄道(貴州省貴陽市-広東省広州市間)▽滬昆高速鉄道(上海市-雲南省昆明市間)の湖南省長沙市-同省懐化市区間▽蘭新高速鉄道(甘粛省蘭州市-新疆ウイグル自治区ウルムチ市間)▽南広高速鉄道(広西チワン族自治区南寧市-広州市間)-など。

 同会議では、15年末までに高速鉄道の営業距離が1万8000キロに達する見込みであることが明らかにされた。このほか高速鉄道を骨幹として、(速度が高速鉄道より遅い)地域間快速鉄道や都市間鉄道、既存鉄道の高速化などを利用して構成される快速鉄道ネットワークも基本的に完成し、その総規模は4万キロ以上となる予定。人口50万人以上の都市をほぼカバーするという。(西安晩報=中国新聞社)

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