駐韓米大使襲撃事件 大使は「80針縫う手術」、容体は安定

2015.3.5 20:02

 【ソウル支局】ソウル中心部の世宗文化会館で5日朝、講演のために朝食会に出席し、暴漢に襲撃されたマーク・リッパート駐韓米国大使(42)が、右頬からあごにかけて長さ10センチ以上、深さ3センチの傷を負い、約80針を縫う手術をしたことが分かった。病院関係者が明らかにした。

 大使の容体は安定しているという。

 聯合ニュースなどによると、取り押さえられた襲撃犯は市民団体代表を自称するキム・ギジョン容疑者(54)。

 目撃者によると、キム容疑者は大使の円卓に歩み寄りあいさつを求め、立ち上がった大使にいきなり切りつけた。男が「オバマ(米大統領)はなぜ変節したのか」などと叫ぶ声が聞こえたという。

 周囲にいた数人の男性らが飛びかかってキム容疑者を組み伏せる間も「訓練反対」などと叫んでいた。

 現場は在韓米国大使館の向かいにある大型の会合施設。大使は講演のため出席し、最前列のテーブルで関係者と歓談している際に襲われた。

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