【展望 経済成長とエネルギー】再生可能エネルギー最新事情(上) (3/9ページ)

2015.3.23 05:00

各国の電気料金の推移

各国の電気料金の推移【拡大】

  • 再エネ活用で先行するドイツだが、FITのほころびが目立ち始めている(写真提供=澤昭裕氏)

 --ドイツではFITで電気料金がどのくらい上がったのですか

 「制度を導入した2000年時点の買い取り価格は1キロワット時当たり0.2ユーロセントでしたが、現在は6.24ユーロセントにまで上昇。実に約30倍にもなっています。これに伴い、電気料金も大幅に値上がりし、家計に与える影響はかなり深刻な状況です。産業向けは家庭向けより負担が軽減されているものの、再エネの導入費用を利用者に転嫁する賦課金の額は、米国の企業向けの電力料金と同程度といわれています。

 新規の再エネ設備の買い取り価格は引き下げられても、すでに買い取りが始まっている既存設備分の賦課金は重くのしかかってくるし、22年にかけて、ドイツ国内の原子力発電所は閉鎖していくため、さらに電力コスト負担は増えてきます」

 --それでも再エネの発電量をみると着実に伸びていますね

 「過去に投資した設備がありますから、それが伸びとして数字に表れてきているにすぎません。ただ、この2年間の設備の設置面積などをみると、政策的に抑えられてきたこともあり、今後、右肩上がりに再エネの供給量が増えるとは思えません。今後は、なだらかになるでしょう。また、近年は、これまでの風力発電に代わって、太陽光発電が大幅に増えています」

■【展望 経済成長とエネルギー】再生可能エネルギー最新事情(上)(PDF)

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