【展望 経済成長とエネルギー】再生可能エネルギー最新事情(上) (8/9ページ)

2015.3.23 05:00

各国の電気料金の推移

各国の電気料金の推移【拡大】

  • 再エネ活用で先行するドイツだが、FITのほころびが目立ち始めている(写真提供=澤昭裕氏)

 ■欧州の失敗を日本は学ぼう

 --日本もそうした海外の先例を冷静に見極めなければなりません。

 「ひとつ言いたいのは、現在でもドイツでは原発が9基稼働していることをしっかりと認識すべきということです。脱原発をなしえたわけではない。それどころか電気料金が高騰し、産業競争力を悪化させる方向へと進んでいる。日本の悪い点は、欧州で失敗していることを、同じように行い、同じように失敗していることです。先進国の例を良いところだけでなく、悪いところも十分学ばなければならないでしょう。日本で太陽光発電の買い取り価格が1キロワット時当たり42円と決まったとき、私は批判しました。だが、徐々に価格は下がっていくのだから問題ないという主張がまかり通ってしまったのです」

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 ドイツの固定価格買い取り制度(FIT)=2000年3月に制定された再生可能エネルギー法により、電力供給に占める再エネ比率を2020年までに35%以上、30年までに50%以上、40年までに65%以上、50年までに80%以上にする目標を掲げた。この達成手段として導入されたのが固定価格買い取り制度(Feed-in Tariff)。ドイツでは、送電線を管理する事業者が再エネ電力を優先的に買い取り、再エネ発電施設との送電線接続を義務づけた。再エネ発電事業者は20年間固定価格で補償額を受け取ることができるなどが特徴。

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■【展望 経済成長とエネルギー】再生可能エネルギー最新事情(上)(PDF)

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