1日午前の東京株式市場は、日銀の企業短期経済観測調査(短観)の一部が市場の予想を下回ったことから国内景気の先行き懸念が台頭し、日経平均株価は続落して取引を終えた。下げ幅は一時250円を超え、取引時間中として約3週間ぶりに1万9000円を割る場面もあった。
午前の終値は前日終値比171円36銭安の1万9035円63銭。東証株価指数(TOPIX)は16.74ポイント安の1526.37。
日銀短観の市場予想では、大企業製造業の業況判断指数が前回に比べて改善するとの見方が多かったが、実際の数値は横ばいにとどまった。2015年度の大企業全産業の設備投資計画が前年度と比べマイナスとなっていることも売り材料となった。