フィリピンの1月失業率、6.6%に改善 貧困解消につながる雇用創出が課題 (1/2ページ)

2015.4.9 06:36

中部セブ州にある造船所内を歩く労働者たち。フィリピンは製造業の雇用拡大が貧困解消の鍵とされる(ブルームバーグ)

中部セブ州にある造船所内を歩く労働者たち。フィリピンは製造業の雇用拡大が貧困解消の鍵とされる(ブルームバーグ)【拡大】

 フィリピンは経済好調を背景に失業率が改善した。同国の統計局によると、今年1月時点の国内就業者数は3746万人で前年同月から104万人増加。これに伴って失業率は昨年1月の7.5%から今年1月には6.6%に改善した。ただ、ベニグノ・アキノ政権の目標である貧困解消にはつながっておらず、幅広い層が経済成長の恩恵を享受できる労働市場の構築が課題に浮上している。現地経済紙ビジネス・ワールドなどが報じた。

 昨年、フィリピンは成長率が6.1%となり、アジア地域で中国に次ぐ2位だった。また、フィリピン中央銀行によると、外国からの直接投資(FDI)は前年比65.9%増の62億ドル(約7452億4000万円)で過去最高を更新した。国家経済開発庁(NEDA)は、こうした好調なマクロ経済が雇用情勢の改善にも寄与したと分析している。

 雇用の内訳は、サービス分野が全体の54.6%を占め、前年から0.5ポイント拡大した一方、農業分野が前年から0.6ポイント縮小となる29.5%となった。工業分野は15.9%で最小だった。完全雇用よりも賃金や労働時間などが少ない不完全雇用の割合は17.5%で、前年の19.5%から改善した。NEDAは、自営業を含めたすべての分野で不完全雇用が減少しているとし、好景気を背景に雇用の質も向上しているとの見解を示した。

今後の課題は貧困解消につながる雇用の創出で…

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