米ドル覇権を脅かす人民元国際化 中国がカナダへ食い込む理由 (2/5ページ)

2015.4.26 07:07

 決済拠点の開設で、カナダ企業は米ドルを介さず、取引先と人民元で直接決済することが可能になった。「人民元取引のハブ(中心拠点)を手にしたカナダは、先行者メリットを享受できる」。カナダのオリバー財務相は式典で、強い期待を示した。

 一方、ショックを隠せないのが米国だ。米国とカナダは地理的にも歴史的にもつながりが深く、メキシコとともに北米自由貿易協定(NAFTA)を結び、経済関係も密接。兄弟のような特別な間柄といえる。

 トロントから800キロほどしか離れていない米金融街のウォールストリートの衝撃も大きい。「ニュースで見たが、とても信じられない気分だったよ。まさかカナダの友人が人民元の札束を数えようだなんて」。米投資銀行の日本法人の関係者は、そう言って肩をすくめる。

 だが、そんなことはお構いなしとばかりに、中国はカナダとの関係強化に邁進している。

金融以外でも中国はカナダに急接近している

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