米ドル覇権を脅かす人民元国際化 中国がカナダへ食い込む理由 (4/5ページ)

2015.4.26 07:07

 SDRも標的

 中国が狙いを定める先はカナダだけではない。人民元の国際化を進めるため、昨年もロンドンや独フランクフルト、ルクセンブルクなどの金融都市を次々と人民元の決済拠点とした。

 中国の貿易のうち人民元で決済されている割合は2009年には1%にも満たなかったが、最近は2割前後にまで急増しているとみられている。世界の通商関係者や金融関係者の間で、人民元は着実に存在感を高めつつある。

 トロントを抱えるカナダのオンタリオ州政府は「人民元の国際取引シェアをめぐる各国の争奪戦は一層激しさを増す」(経済開発省)と予測している。

 人民元の影響力に自信を深める中国が次に狙うのが、世界の基軸通貨へのステップアップだ。その象徴といえるのが、IMFの特別引き出し権(SDR)。経済危機などで外貨不足に陥ったIMFの加盟国が、割り当てられているSDRを通じて他の加盟国から通貨を融通してもらえる制度で、SDRは広く世界で流通しているドルとユーロ、円で構成されている。

中国が各国へ参加を呼びかけるAIIBも…

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