【統一地方選】都構想、追い風ならず 大阪3市敗北 維新、思惑外れる (1/3ページ)

2015.4.27 06:11

当選確実の一報を受け、抱き合って喜ぶ後藤圭二氏(中央)=26日午後11時23分、大阪府吹田市(村本聡撮影)

当選確実の一報を受け、抱き合って喜ぶ後藤圭二氏(中央)=26日午後11時23分、大阪府吹田市(村本聡撮影)【拡大】

 大阪維新の会と自民党などとの対決の構図となった大阪府内の3市長選(吹田、八尾、寝屋川市)は26日の投開票で、いずれも非維新の候補に軍配が上がった。大阪市を廃止し、特別区を新設する大阪都構想に周辺市域を巻き込みたかった維新にとっては、思惑が外れた格好だ。維新系との対決を制した当選者は「都構想の防波堤になる」と意気込んだ。

 吹田・後藤氏「自治守る」

  大接戦となった吹田市長選で、初当選を決めた元市道路公園部長、後藤圭二氏(57)=自民、公明推薦=は選挙事務所で支援者と握手をかわし、満面の笑みを浮かべた。

 後藤氏は、27日に告示される都構想の是非を問う住民投票について「大阪市民の方が判断されること」としながらも「吹田市は健全な財政状況で、独立してやっていけている。吹田市を都構想の中の吹田区にしてはならない。吹田の自治を守るということを訴えてきた」と振り返り、「同じ気持ちの八尾市長、堺市長とともにわれわれ3市が都構想の防波堤になる」と反都構想の決意を鮮明にした。

 一方、落選した現職の井上哲也氏(58)=維新推薦=は「私の不徳の致すところ」と支援者に頭を下げた。

八尾・田中氏「牙城崩した」

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