国内自動車販売不振が深刻 タイ景気回復、予想以上の遅れ

2015.5.14 05:00

タイ中部チョンブリ県の自動車工場(ブルームバーグ)

タイ中部チョンブリ県の自動車工場(ブルームバーグ)【拡大】

 タイの自動車販売不振が深刻だ。タイ工業連盟(FTI)によると、1~3月期の国内自動車販売台数は前年同期比11.8%減の19万7787台に落ち込んだ。国内の景気回復が予想以上に遅れて内需が伸び悩んでいることなどが要因。FTIは今年の販売台数予測を下方修正する方針だ。現地紙バンコク・ポストなどが報じた。

 景気低迷の背景には、政府予算の拠出の遅れや農作物の価格下落に伴う農村部での所得減、家計債務の拡大などが挙げられるとFTI自動車部会のスラポン広報担当はみている。

 FTIは今年1月、2015年の販売台数を前年比7.7%増の95万台と予測していた。しかし、1~3月期の販売不振を受け、10%減もありうるとし、3年連続で前年割れになるだろうとの見方を同広報担当は示した。新たな年間販売台数予測は7月に発表される見通しだ。

 一方で、自動車の輸出は好調だ。1~3月期の輸出台数は前年同期比12.6%増の32万8232台、輸出額は7.7%増の1470億バーツ(約5220億円)だった。

 小型低公害車の需要が高まっていることに伴い、米国向け輸出が126%増、欧州向けが71.8%増と急伸した。15年の輸出台数は、当初予測の前年比6.4%増から同10%増の123万台に上方修正された。また、1~3月期の自動車生産は前年同期比1.4%増の52万4540台にとどまった。輸出は伸びているものの、国内の販売不振に伴い生産が伸び悩んでいることから、FTIは15年の年間生産台数予測を当初の215万台から203万台に引き下げた。(シンガポール支局)

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