比の観光競争力74位に上昇 ビザ制度改善奏功、インフラ整備課題

2015.5.26 05:00

マニラ首都圏にあるニノイ・アキノ国際空港の搭乗カウンター。フィリピンは観光競争力が向上したものの、空港など観光インフラの整備が課題だ(ブルームバーグ)

マニラ首都圏にあるニノイ・アキノ国際空港の搭乗カウンター。フィリピンは観光競争力が向上したものの、空港など観光インフラの整備が課題だ(ブルームバーグ)【拡大】

 フィリピンは、世界経済フォーラムが隔年で発表している「旅行・観光競争力報告書」の2015年版で、141カ国・地域中74位となった。前回13年版の82位から8つ順位を上げた。同国政府が観光振興に注力していることなどが要因だ。現地経済紙ビジネス・ワールドなどが報じた。

 このランキングは、観光政策やビジネス環境、観光資源、衛生、インフラなどについて14分野90項目を評価し、指数化して順位付けする。

 フィリピンは、14分野のうち、価格競争力が24位、観光業への政策優先度が27位、国際的開放度が29位、自然資源が49位と高評価を得た。

 世界経済フォーラムのエコノミストは、フィリピンが政府予算の6%超を観光関連事業に充てたほか、観光査証(ビザ)制度を改善し、世界人口の約8割がビザなしで同国に滞在可能となったことなども、観光競争力の向上につながったとみている。

 一方で、同国は観光サービス関連インフラが82位、陸上・港湾インフラが93位、持続可能な環境保全が122位、セキュリティーが128位となっており、観光インフラの整備や旅行者の安全対策などが課題となっていることが浮き彫りとなった。

 また、同国は順位を上げたものの近隣国には後れをとっている。東南アジア諸国連合(ASEAN)各国ではシンガポールが11位、次いでマレーシアが25位、タイが35位、インドネシアが50位などだった。

 フィリピンは昨年の外国人旅行者数が500万人で、今年は860万人を目標に掲げる。今後、観光インフラの整備推進など旅行者誘致に向けた同国政府の実行力が問われそうだ。(シンガポール支局)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。