日経平均株価が１５年２カ月ぶり高値更新　２万７００円台乗せ、欧州株急騰で好影響

　２３日午前の東京株式市場は大幅続伸。上げ幅が一時２７０円を超えて２万０７００円を上回り、取引時間中としての年初来高値を更新し、２０００年４月１３日以来、１５年２カ月ぶりの高値水準とした。

　午前１０時１９分現在の日経平均株価は前日終値比２７１円９２銭高の２万０７００円１１銭。

　ギリシャ政府がまとめた財政再建策に対し、ＥＵ首脳会談が一定の評価をしたことで、前日の欧米株式市場がそろって上昇。特にドイツＤＡＸとフランスＣＡＣ４０はともに３．８％も上昇。オランダやイタリアも３％台の上昇とした。

　またこの関係で円相場が対ドルで１２３円台に下落していることもあわせ、東京市場には好材料がそろった。

　ザラ場の年初来高値は５月２８日の高値２万０６５５円３３銭。２０００年４月１３日の高値は２万０７３６円４０銭だった。